今日はみどりの日ですね!今年は桜を始めとして花の開花が早く、それにともなって新緑もいつもより早くから楽しめているような気がします。4月半ば過ぎから見られた透き通るような新緑は少しずつ濃くなってきて、いまでは庭園のなかが青々としています。それでも初夏の気候とあいまって、庭園内は爽やかな雰囲気となっています。あと残り少ない大型連休、ぜひ少し足を伸ばして、松花堂までお越しください!
さて、本日は少し早めに作品紹介ブログを更新したいと思います。この度ご紹介するのは、「呉須水指」(茶道資料館蔵)です。
一見ゴツゴツとした装飾になっている身の部分には、階段や橋のようなやや幾何学的なモチーフが貼り付けられています。釉のうっすらとしたグラデーションとともに、なにか不思議な世界ができあがっています。
この部分だけをみると灰色がかった薄い青色をしていますが、口のあたりにはほんのりとした桃色の釉がかけられていて、全体をみると柔らかい雰囲気となっています。この作品からうける印象や想像できる世界は、きっと人それぞれ。ぜひ自分だけの解釈をしてみてくださいね。そうすることで、この作品が深く心に残るはずです。
さて、明日5月5日(土・祝)は、春季展「藤平伸 やきものの詩人、茶陶に遊ぶ-」の最後のギャラリートークを開催いたします。時間は午後2時より、展示室にておこないますので、ぜひお気軽にご参加ください!
なお庭園内別館では「風一会 村田浩一郎・清美茶わん展」を開催中です。連休の1日をどうぞ松花堂にてお過ごしいただけたらと思います!
藤平伸 -やきものの詩人、茶陶に遊ぶ-
松花堂美術館で開催する「平成30年春季展 藤平伸 -やきものの詩人、茶陶に遊ぶ-」の特設ブログです。展覧会情報や作品紹介などを発信していきます。
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