どんな声で鳴くでしょうか? <作品紹介②>

今日もずいぶんと暖かい1日でしたね。道行く人も、庭園や美術館に来られる方も、1、2週間前に比べると軽装の方が増えたなぁ…と感じるようになりました。昼間は、庭園の日向を歩いていると暑さを感じるほど…椿もどんどん咲きだして、楽しまれている方もたくさん見られました。


一気に春がやってきた松花堂庭園には、これまでよりも多くの鳥が飛び回り、にぎやかに鳴いています。そろそろウグイスの声も聞こえるかな…と楽しみです。そんな本日のブログでご紹介するのは、「鳥」(個人蔵)です。

ふっくらとふくらんだ体と、きゅっと鋭いくちばしを持つこの鳥。愛らしさもあり、一方でどこか堂々とした威厳もあって、展示室の中でも存在感を示しています。釉の色も、見ればみるほど手が込んでいて、インパクトがあります。

庭園を飛び回る鳥たちのように、軽やかに甲高い声で鳴く…というよりは、太く鋭い声で鳴きそうな印象ですね。とはいえじっと見つめていると、なんだか喋りだしそうな気もします。おしゃべりしてくれたら楽しいだろうなぁ…と想像がふくらむ、とても素敵な雰囲気を醸し出しています。

一度みたらきっと忘れられないこの鳥に、ぜひ会いに来てください!


◎春季展「藤平伸 -やきものの詩人、茶陶に遊ぶ-」HP → こちら

0コメント

  • 1000 / 1000

藤平伸  -やきものの詩人、茶陶に遊ぶ-

松花堂美術館で開催する「平成30年春季展 藤平伸 -やきものの詩人、茶陶に遊ぶ-」の特設ブログです。展覧会情報や作品紹介などを発信していきます。